今大会から導入された映像で判定を補助するVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で、初めて判定が覆った。

 後半9分、フランスのMFポグバのスルーパスにFWグリーズマンが抜け出すと、オーストラリアDFリスドンがスライディングでブロックに挑んだ。グリーズマンはペナルティーエリア内で倒されたが、主審は笛を吹かずに、そのまま流した。

 だが、ボールが外に出ると、ウルグアイ人のクーニャ主審は試合を中断させてピッチの外に出て、すぐに映像を確認する。

 そして、しばらく確認したクーニャ主審はピッチに戻ると、ペナルティーエリア内で倒していたとしてPKスポットを指さした。W杯で初めて、VARによって判定が覆った瞬間だった。

 このPKをグリーズマン自らが決めて、後半13分にフランスが先制した。