イングランドが、FWケーンのハットトリックなどで今大会最多の6得点を挙げ、2連勝で1次リーグ突破を決めた。ケーンは前半22分と同ロスタイムにPKを決めると、後半17分にはMFロフタスチークのシュートが足に当たり6点目を挙げた。同国のハットトリックは86年大会のFWリネカー以来。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ「W杯でハットトリックはなかなかできるものじゃない。誇りに思う」と喜んだ。これで今大会通算5得点で、試合終了時点で暫定ながら得点ランクトップに立った。

 イングランドは前回大会は1分け2敗の1次リーグ最下位で敗退。サウスゲート監督の下で世代交代を進め、出場国中3番目に若い平均年齢25・57歳でロシアに乗り込んだ。指揮官が「この若いチームは新たな歴史を築ける」と自信を持つ布陣で、前半だけでチームW杯歴代最多の5得点と躍動した。