引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるポルトガルに対し、イランは勝利が必要。両チームともに攻守を激しいスリリングな立ち上がりとなった。FWロナウドを中心に攻めるポルトガルに対し、イランはFWアズムンを起点に両サイドがスピーディーなカウンターを繰り返した。

 7分にはイランがカウンターから最後はFWタレミが左足で狙うが枠外。16分にはポルトガルがFKでロナウドが狙うも相手選手に当たって決められず。21分にはイランがアズムンからFWジャハンバフシュがあと1歩のきわどい場面を作った。

 激しい攻防の繰り返しで、消耗戦となったが、先制したのはポルトガル。前半ロスタイムに先制する。MFのAd・シルバとのワンツーからペナルティーエリアライン右際へ侵入したFWクアレスマが右足のアウトにかけてゴール左上へ鮮やかなカーブをかけたシュートを決めて先制した。

 後半は6分にロナウドがペナルティーエリアでイランDFエザトラヒに倒され、これがVARによってPK判定となるが、ロナウドがPKを失敗。イランGKベイランバンドが右へ飛び、ロナウドの強烈なシュートを防いだ。

 後半ロスタイムにイランはVARでPKを獲得。これを決めてイランが土壇場で同点に追いついた。試合は同点で終わり、この結果、ポルトガルが決勝トーナメント進出を決め、イランは敗退が決まった。