サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組で既に敗退が決まった中で、最終戦(28日)で日本と戦うポーランドのエースFWレバンドフスキ(29)がいら立ちを隠せず、チームメートを“口撃”した。

 シュート2本に終わった初戦セネガル戦から、第2戦のコロンビア戦では5本も放ったが結局、1点も奪えなかった。チームも0-3で敗れて、1次リーグ敗退が決まってしまった。

 「W杯でこう行くべきだというようには、多くが行かなかった。1人だった。オレたちは戦ったし、オレも戦った。できることは全てした。ただ、戦うだけではW杯で勝つことはできない。クオリティーも必要で、それが足らなかった。1人でボールを奪って、5人を突破して、GKもかわしてゴールを決める…そんなことができる選手はいない。何もないところからは何もできない」

 ドイツ紙ビルトは「レバンドフスキは今大会で活躍して、BミュンヘンからRマドリードに移籍するためにアピールをしたかったが、それもできなかった」と酷評。いまだ無得点の今季ブンデスリーガ得点王は「シュートチャンスがなかった。チャンスがあって外したら自分に怒っていたけど、オレはアシストがあって生きるフォワードだ」と、ふがいないチームメートへの批判とも受け取れる言葉を発した。