イングランド代表FWウェイン・ルーニー(31=マンチェスターU)が、11日のW杯欧州予選スコットランド戦後、代表が宿泊していたホテルで、結婚式のゲストに酔っぱらって絡んでいたと英紙ザ・サンが報じた。ルーニーは3-0と快勝した試合後、ホテルのバーでビールやワインを飲みながら不明瞭な言葉を口にしていたという。目撃者は、当時のルーニーの様子を克明に語った。

 「ルーニーは、サッカー協会(FA)の人たちとお酒を飲んでいた。スコットランドに勝利したお祝いをしていたように思う。ろれつが回っていない状態で、ワインのせいで唇が赤くなり、目も充血していた。結婚式に参加していたゲストに、あいさつするために式場へ来ないかと誘われて、花嫁と一緒に写真を撮ったり、話したりして、たくさんのお酒を飲んでいた。午前1時ころに去った時には、見られる状態ではなかったよ」と明かした。ルーニーの印象については「イングランド代表の公式ジャージーを着て、周囲の人に存在を気づいて欲しそうだった。とてもフレンドリーで、最初そっくりさんかと思ったくらいだ。実際に見ると老けて見える」と語った。

 関係者は「彼の力は、ここ数年で衰退してきている。自分のことを、きちんとコントロールしないと、助けにはならない」とコメントした。サッカー協会のスポークスマンは「選手たちは週末の間、オフを与えられていた。日曜日の午後まで自由だった」と説明し、ルーニーをフォローした。

 とんだところを目撃されたルーニーだが、スコットランド戦でひざのけがが発覚し、代表チームの離脱も決まり、まさに“泣きっ面に蜂”の状況だ。代役のキャプテンは、リバプールMFジョーダン・ヘンダーソンが務める見込みだ。