クラブW杯に出場する欧州王者のRマドリードが、12日に来日した。ジネディーヌ・ジダン監督(44)は、準決勝の北中米カリブ海代表クラブ・アメリカ戦(15日、日産ス)からベストメンバーで臨む考えを示した。FWクリスティアノ・ロナルド(31)ら公式戦35試合連続無敗中のスター軍団が、優勝した2年前を再現する。

 大本命のクラブが、日本に降り立った。午前5時すぎに羽田空港へ到着。ジダン監督を先頭に、DFぺぺ、そして3番目にロナルドが姿を見せると、詰めかけた約500人のファンから大きな歓声が上がった。感極まって涙する女性ファンもいた。初来日のDFマルセロは「とても歓迎されていると感じた。日本に来られて幸せに感じている」と笑顔で出迎えに感謝した。

 夕方からは横浜市内で来日後の初練習を行った。公開された冒頭約30分間では、選手らはランニングで体をほぐした。ロナルドはチームの先頭に立って走った。ジダン監督は戦略的な選手起用もあるとした上で「ここまで勝って実績を残している。今の選手たちはベストで頑張っている。このまま使いたい」と、初戦から主力組をプレーさせる意向を示した。

 約3週間の間に7試合をこなし、さらに長距離移動で疲労はある。ただ、チームには本気モードが漂う。マルセロは「どの大会でも勝つことがマドリーの宿命だと思っている。チャンピオンズリーグを勝ってここにきた。自分たちにとって大切な大会だ」と、欧州王者の誇りを口にした。1つの敗戦も許されない名門の重圧を、選手は力に変えている。

 公式戦は35試合連続無敗でクラブ記録を更新中と、好調を維持している。指揮官は「日々の取り組みとタレントのミックスが成功の鍵」と、才能ある選手たちの努力が実を結んでいることに胸を張った。すでにクラブ・アメリカの映像も数試合見たことを明かし「あと3日で勉強したい。とにかく全力で勝つつもり」と万全を期した。決勝(18日、日産ス)のチケットは、発売から数分で売り切れた。ファンが望むのは間違いなく、白い巨人が強さを見せつける試合だ。指揮官は「自分たちにとっても、この大会のトロフィーはとても大切である」と、Rマドリードの本気を約束した。【岡崎悠利】