欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦を落としたバイエルン・ミュンヘンの絶対エース、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(28)が、レアル・マドリードとの第2戦(18日、マドリード)で戦列復帰することになった。14日のビルト紙が報じた。

 4月9日のドルトムント戦で激しいタックルを食らい肩を痛めたレバンドフスキは、13日のRマドリードとの第1戦を欠場。1トップにミュラーを配して臨んだが、ホームで手痛い逆転負けを喫した。

 そんな中、レバンドフスキは「痛みはまだちょっと強い。だからプレーできなかった。(次節ブンデスリーガの)レバークーゼン戦は出場停止。でも、マドリードでは復帰するよ」とコメントした。

 レバンドフスキは欧州CLでは今季9試合で7ゴールを挙げており、通算でも60試合で39ゴール15アシスト。特に13年のドルトムント時代にはRマドリードを相手に1人で4点をたたき出している。第2戦でレバンドフスキがプレーできるとなれば、Bミュンヘンは巻き返しへ大きな力になる。FWロッベンは「ロベルトがスーパーなのは確かだよ」と信頼する。

 第1戦では、欧州カップ戦で100得点を達成したRマドリードのロナルドが主役となった。だが今度は敵地でBミュンヘンがやり返す番だとばかりに、アンチェロッティ監督も「我々にはまだ来週、可能性がある。まだ生きている」と話している。(中野吉之伴通信員)