スペイン紙マルカ電子版が27日、レアル・マドリード史上の背番号別のベストプレーヤーを発表した。1番~23番の中から1人ずつ選出。古くはディ・ステファノから、ジダン、ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、モドリッチまで、そうそうたるメンバーが選ばれている。

背番号1番はクラブ史上最高のGKと言われるカシージャス。特に3度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝が輝く。

2番はチェンド。Rマドリードで約500試合に出場し、欧州CL1回、リーグ7回、国王杯2回のタイトルを獲得した。

3番はロベルト・カルロス。Rマドリードで500試合以上に出場し、驚異的な左足でサンティアゴ・ベルナベウの観衆を魅了し、欧州CLに3度優勝している。

4番は現キャプテンのセルヒオ・ラモス。クラブのあらゆる記録を破り続けている。欧州CL優勝を4度達成し、伝説的な勝者のCBになっている。

5番は現Rマドリード監督のジダン。入団当時の移籍金は世界最高額だった。歴史に残るスーパーボレーでクラブに9度目の欧州CL優勝をもたらした。

6番はレドンド。1994年に入団してからサンティアゴ・ベルナベウの観衆のハートをわしづかみにした。中盤の絶対的な王様となり、2度の欧州CL優勝に貢献している。

7番はサッカー史上最高の選手のひとりであるクリスティアーノ・ロナウド。Rマドリードで438試合に出場し451得点を記録。欧州CLに4度優勝した。

8番は「キンタ・デル・ブイトレ(ハゲワシ部隊)」のひとりであるミチェル。10年以上にわたり右サイドのリーダーとなり、リーグ6回の他、UEFAカップ(欧州リーグ前身)に2回優勝している。

9番はサッカー史上のベストプレーヤーのひとりであるディ・ステファノ。チャンピオンズカップ(チャンピオンズリーグ前身)創設時に5連覇を成し遂げたRマドリードにおいて絶対的なリーダーだった。

10番はプスカシュ。Rマドリードで262試合に出場し242得点を記録。記憶に残る決定力の高いFWのひとりであり、チャンピオンズカップに3度優勝している。

11番は比類なきサイドアタッカーである現クラブ名誉会長のヘント。サッカー史上唯一、チャンピオンズカップに6度優勝している選手となっている。

12番はRマドリードで14シーズン目を過ごすマルセロ。ここ10年間の欧州最高の左サイドバックであり、4度の欧州CL優勝を達成した。

13番はカニサレス。Rマドリードの下部組織出身で、トップチームで4シーズンプレーし、リーグ2回、チャンピオンズカップに1回優勝した。

14番はRマドリードの下部組織出身のグティ。卓越したクオリティーの左足を備え、欧州CLに3度優勝している。

15番はモリエンテス。Rマドリードのトップチームでのキャリアを15番でスタートし、最後は9番をつけた。クラブ史上8度目の欧州CL決勝でゴールを決め、3度の優勝を成し遂げている。

16番はアルフォンソ。Rマドリードの下部組織出身で、リーグ1回、国王杯1回のタイトルを獲得した。

17番はラウール。デビュー当初に同番号をつけ、最終的に7番を背負った。741試合に出場しRマドリード史上の最多出場記録を樹立。3度の欧州CL優勝を達成し、クラブ史上2回目の栄光の時代を築いたチームのリーダーとなった。

18番はアルコルタ。Rマドリード在籍時は守備のリーダーの1人となり、2度のリーグ優勝を成し遂げている。

19番はモドリッチ。Rマドリード史上の21世紀の伝説的ゲームメーカー。欧州CLに4度優勝した他、バロンドールを受賞している。

20番はイグアイン。ほとんど経験のない中、Rマドリードに入団し、世界のサッカー界を代表するFWになった。リーグ3回、国王杯1回に優勝した。

21番は前Rマドリード監督のソラーリ。ジダン、フィーゴなどを擁した「ガラクティコ(銀河系)」と呼ばれたチームの中でスタメンの座を獲得し、欧州CL1回、リーグ2回のタイトルを掲げた。

22番はイスコ。4度の欧州CL優勝を果たしているメンバー。Rマドリードで7シーズン目を過ごし、300試合以上に出場している。

23番はベッカム。Rマドリード入団は世界を震撼させた。キックの精度の高さに定評があり、リーグに1度優勝した。

(高橋智行通信員)