インテル・ミラノのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(21)が、試合前の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことにより、試合開始4時間前に欠場することが決まった。

チームの陽性者はここ2週間で7人目。コンテ監督は「午後5時にハキミが陽性だと分かり、試合は難しいものになった。当日の午前練習にも参加していたし、彼を含めた戦術を準備していたからね」と悔しがった。

ハキミの欠場が響き、試合は後半4分にFWルカクのゴールで先制したものの、ディフェンスのミスから相手にPKを与えてしまい同18分に追いつかれた。

さらに同39分に勝ち越しゴールを許し、敗色濃厚な中、同45分にルカクがこの日2点目のゴールを挙げ、土壇場で追いついた。それでもホームで痛恨のドロー発進となった。

ルカクは「ディフェンスはもっとうまく対応できたはずだ。2失点はミスに絡んだものだし、多くの得点チャンスもミスでつぶしてしまった」と悔やんだ。

ハキミは今季、レアル・マドリードから約48億円という移籍金でインテル・ミラノへ移籍。守備の要として期待がかかっている。