レアル・マドリードがビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)の獲得に乗り出していると、スペイン紙アスが15日に報じた。

ニコ・ウィリアムズは近年ビルバオで急成長を遂げている選手で、スペイン代表の常連となり、昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会にも参加した。契約解除金は5000万ユーロ(約80億円)だが、契約が来年6月30日で満了するため、現在欧州の複数ビッグクラブの注目を集めている。

獲得を狙うクラブとしてバルセロナやプレミアリーグの4強(マンチェスター・シティーやリバプールなど)が挙がる中、新たにRマドリードが加わったとのことだが、ニコ・ウィリアムズはスペインで続けることを最優先に考えているという。

この中でバルセロナが最初に興味を示したが、厳しい経済状況によりビッグクラブに太刀打ちできない。そのためシャビ監督のプランに合うことをアピールし、元チームメイトのイニゴ・マルティネスなどを含むメンバーとの友好関係を生かして説得を試みるとのことだ。一方、Rマドリードに関して、興味を持たれていることを本人がインタビューですでに認めており、最も魅力を感じている選択肢だと同紙は伝えている。

しかし、当然のことながらビルバオは来夏無料で手放す意思はなく、現在契約延長に向けて動いている。またニコ・ウィリアムズ自身、ずっと成長を見守ってくれたクラブに金銭を残すことなく移籍するつもりがないことを明言しているため、契約期間が延長される可能性は高そうだ。

同紙によると、実際にニコ・ウィリアムズが契約延長し、来季以降も契約解除金が5000万ユーロのままだった場合、Rマドリードにその金額を支払う準備がある一方、バルセロナは獲得を断念するとのことだ。

ニコ・ウィリアムズはビルバオの下部組織出身で、18歳の時の21年4月にトップチームデビューを達成。今季ここまでスペインリーグ8試合(全て先発)に出場し、3アシストを記録している。

主なポジションは左ウイングや左サイドハーフで、兄イニャキとともに両翼を担っている。もしRマドリードに加入した場合、最大のライバルはビニシウスとなるが、右サイドでもプレーできるポリバレントな能力を備えており、攻撃のさまざまな場面での活躍が期待できる。(高橋智行通信員)