ドルトムント(ドイツ)がホームでパリ・サンジェルマン(フランス)に1-0と先勝した。

前半はドルトムントの素早い攻撃が決まった。36分、最終ラインからDFシュロッターベックが最前線のFWフュルクルクにロングパス。これを巧みなトラップから左足を振り抜き、強烈な一撃を突き刺した。

さらにドルトムントは44分、フュルクルクのつないだボールからMFサビッツァーが右足シュートを放った。ここはパリSGの守護神ドンナルンマにセーブされ、追加点は奪えなかった。

対するパリSGは後半、FWエムバペを軸に反撃。6分に左サイドからエムバペの右足シュートはゴール右ポストを直撃。そこからさらにボールをつなぎ、DFハキミがシュートするが、今度は左ポストに阻まれた。

続けて11分、右サイドからDFマルキーニョスがゴール前へアーリークロスを送ると、裏に抜けたMFファビアン・ルイスが頭で合わせたがゴール右に外れる。ルイス・エンリケ監督は思わず頭を抱えた。

パリSGの攻勢は続く。35分、右サイドからハキミが落としたボールをFWデンベレが右足で狙ったが、シュートは浮いてゴール枠を外れた。決定機を生かせない。

押し込まれる展開が続いたドルトムントだが、ゴール前を固めてスペースを消して守った。GKコベル、DFフンメルスを中心に集中力を切らさず、ボールを奪えば鋭いカウンターを仕掛けて対抗した。

アディショナルタイム4分もホームサポーターの声援を受けて守り抜く。堅守のチームはその特長を生かして勝利した。

プレーヤーオブザマッチにはフンメルスが選出された。