日本(FIFAランキング18位)はスウェーデン(同38位)と1-1で引き分け、1勝2分けの勝ち点5でF組2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。29日(日本時間30日)の1回戦ではC組1位で最多5度の優勝を誇るブラジルと対戦する。昨年10月14日、東京・味の素スタジアムで行われた親善試合では3-2で逆転勝利した。過去2分け11敗だった王国から奪った歴史的勝利を振り返る。

前半は完全なブラジルペースだった。22年W杯カタール大会後、主導権を握るスタイルを志向してきたが、サッカー王国の前に沈黙。アジア最終予選で効果的だったハイプレスに行くことを早々にやめ、守備ブロックを敷いて守り固めた。MF堂安、中村の両ウィングは最終ラインに吸収され、5バック気味で相手の強力攻撃陣に対抗したが、あっさり2点を失った。2年半の取り組みが否定されるような展開だったが、プレーする選手やスタッフは違った。森保監督はこう振り返った。

「ハーフタイムに戻ってきた時にみんなが建設的に後半どう修正したら良いか冷静にコミュニケーションを取ってくれた」

アグレッシブさが増した後半、前半終了時の場内の諦めムードがうそのような興奮に会場が包まれた。0-2の後半7分に前線からのプレスで相手のミスを誘い、MF南野が一矢報いると、同17分には、自陣から右サイドを崩し、MF中村のボレーで追いついた。勢いは止まらない。同26分、伊東の左CKに上田が合わせて逆転に成功。ブラジルから3得点を奪うのは史上初。スタジアムは熱狂した。

歴史的な勝利に森保監督は「素晴らしい選手たちがチームのために戦う姿勢を見せてくれたことと勝つためにチャレンジをしてくださった先人、先輩方がいたからこそ今の自分たちの結果につながったと思います」とうなずいた。

史上最多のW杯優勝5度を誇るカナリア軍団から初白星。森保監督は「対戦国も厳しくマークしてくる。世界の強豪に公式戦で勝てるように、今日の試合の自信とこれからの警戒も含めて前進していかないといけない」と目標のW杯優勝へ、確かな手応えをつかむ白星となった。

日本、決勝トーナメント1回戦はブラジル!F組2位、W杯20年ぶり本気の「王国」と30日午前2時