陸上の世界選手権(8月、北京)代表選考を兼ねた東京マラソンは今日22日午前9時10分にスタートを切る。
東京マラソンで約3年ぶり2度目のマラソンに挑む出岐雄大(24=中国電力)は21日、スタート地点の都庁付近を走って最終調整を終えた。1キロ2分58秒の設定タイムでペースメーカーが引っ張るが、「決して速いとは思わないです」とさらり。「普通にやればやれる」と淡々と話した。
青学大3年だった12年3月、びわ湖毎日で初マラソンに挑戦し、学生歴代3位の2時間10分2秒で快走。箱根駅伝でも2区区間賞と注目を集めたが、その後は左腓骨(ひこつ)、中足骨、舟状骨と骨折が重なり、低迷が続いた。ようやく復調気配で、1月下旬からは3週間ニュージーランドで走り込み「良い練習が積めた」と自信。
母校は今年、箱根駅伝で総合優勝した。5区で「3代目・山の神」と称される快走を見せた神野(当時1年)とは、4年時に寮で同部屋だった。「後輩が頑張っている。もちろん、刺激ですよ」と先輩の意地もうずく。本紙評論家の瀬古利彦さんの期待を聞くと、「ありがたいですね」とニッコリ。その落ち着いた姿に好レースの予感が漂った。


