陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01を保つ桐生祥秀(21=東洋大)が、日本選手権を翌日に控えた22日、ヤンマースタジアム長居で前日練習を行った。

 号砲に合わせてスタートを確認した。14年以来3年ぶりの優勝に向けて「気負わずに自分の走りをしたい。そうすれば優勝なりできると思うので。自己ベストを出せば必ず優勝だと思う」と手応えを口にした。

 自己ベスト10秒03を持つ山県亮太(25=セイコーホールディングス)は、人気が少ないスタジアム外にある走路で練習して「集中してやれるかなと思った」。右足首のけが明けで3カ月ぶりの復帰レースになるが「優勝を目指してしっかり頑張りたい」と話した。13年以来4年ぶりの優勝に照準を合わせた。

 自己ベスト10秒10を持つケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)は「調子は今季シーズンで一番いい。今年も優勝を目指したい」ときっぱり。後半の爆発的な追い込みで初優勝した昨年の再現を誓った。

 男子100メートルは23日に予選と準決勝、24日に決勝が行われる。決勝は午後8時38分にスタート。