2020年東京五輪代表選手選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権をかけた別府大分毎日マラソンで、園田隼(黒崎播磨)が2位に入り、MGC出場権を獲得した。デスモンド・モクゴブ(南アフリカ)が優勝した。
(記録は速報値)
- 2位(日本人1位)でゴールした園田隼は瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(左)から祝福を受ける(撮影・栗木一考)
◆順位
(1)モクゴブ 2時間 9分31秒
(2)園田 隼 2時間 9分34秒
(3)大塚祥平 2時間10分12秒
(4)キプロノ 2時間10分54秒
(5)小山 司 2時間11分20秒
(6)藤川拓也 2時間11分59秒
(7)髙久 龍 2時間12分12秒
(8)キプリモ 2時間12分18秒
◆ゴール トラックに入り、モクゴブがスパート。園田はついて行けない。モクゴブが2時間9分31秒で優勝。園田隼は2時間9分34秒でMGC出場権を獲得。
◆残り1キロ 両者、目を一瞬会わせる。園田が仕掛けるが、モクゴブも粘る。
◆40・0キロ 2時間2分30秒。園田とモクゴブが並走。3位は大塚。
◆36・0キロ付近 モクゴブが園田に追いつく。3位は大塚祥平。
◆35・0キロ 1時間46分40秒。園田隼が先頭。2位のモクゴブは2秒差で追いかける。
◆31・0キロ 先頭の園田隼は2位のモクゴブに5秒差を付ける。第3グループは藤川拓也ら3人が追う。
◆30・0キロ 1時間31分44秒。ペースメーカー2人が外れ、園田隼が仕掛け縦長の展開。
◆25・0キロ 1時間16分27秒。25人。服部翔太はペースメーカーのすぐ後ろで展開。25・1キロ付近で伊藤太賀の足が止まる。
◆中間点 1時間4分27秒。昨年5位の伊藤太賀が遅れる。
◆20・0キロ 1時間1分8秒。先頭集団は29人。
◆16・0キロ過ぎ 服部翔太は給水ポイントで獲れず。ペースメーカーは2時間9分ペースで疾走。
◆15・0キロ 45分54秒。先頭集団は33人。
◆13・0キロ 16年シドニーマラソンVの谷川智浩は集団後方で展開。
◆10・0キロ 30分47秒。第1折り返し地点を通過し緩やかな追い風に。
◆5・0キロ 向かい風の中、先頭は35人を超える集団。15分24秒で通過。
◆1・0キロ 3分8秒で通過。
◆スタート地点 午後0時、気温2・3度、風速5メートルの中、一斉にスタート。
◆順位
※(1)モクゴブ 2時間 9分31秒
※(2)園田 隼 2時間 9分34秒
(3)大塚祥平 2時間10分12秒
※(4)キプロノ 2時間10分54秒
(5)小山 司 2時間11分20秒
(6)藤川拓也 2時間11分59秒
(7)髙久 龍 2時間12分12秒
※(8)キプリモ 2時間12分18秒
(9)エゼキエル 2時間12分32秒
(10)佐藤 歩 2時間12分37秒
※(11)ブジェジンスキ 2時間12分43秒
(12)加藤 德一 2時間12分48秒
(13)二岡 康平 2時間13分28秒
(14)中村 泰之 2時間13分45秒
※(15)服部 翔大 2時間14分11秒
(16)橋本 隆光 2時間14分32秒
(17)大塚 良軌 2時間14分32秒
(18)大西 一輝 2時間15分13秒
(19)久保岡諭司 2時間15分55秒
(20)兼実 省伍 2時間15分57秒
※は招待選手
◆海外招待選手
1 アブラハム・キプリモ(ウガンダ)2:9:23
2 ジョスファット・キプロノ(ケニア)2:9:34
3 デスモンド・モクゴブ(南アフリカ)2:10:51
4 ブラジェイ・ブジェジンスキ(ポーランド)2:11:27
5 エゼキエル・ジャファリ(タンザニア)2:11:55
※記録は自己ベスト
◆国内招待選手
11園田隼(黒崎播磨)2:10:40
12伊藤太賀(スズキ浜松AC)2:10:52
13田村英晃(JR東日本)2:10:54
14池田宗司(ヤクルト)2:10:59
15谷川智浩(コニカミノルタ)2:11:39
16吉村大輝(旭化成)2:12:19
17日下佳祐(日立物流)2:12:42
18服部翔大(Honda)2:14:19
※記録は自己ベスト
◆グランドチャンピオンシップ(GC) 2019年9月以降に開催予定の20年東京五輪マラソン代表選考会の名称。GCで男女各2人を選ぶ。17年夏から19年春までに行われる国内指定大会「GCシリーズ」で、日本陸連が各大会に定めた順位とタイムの条件を満たした選手はGC出場権を獲得する。男子は北海道、福岡国際、別府大分毎日、東京、びわ湖毎日がGCシリーズに指定されている。