20年東京オリンピック(五輪)のナショナルチーム合宿に参加する? 秋の世界選手権(ドーハ)男子マラソン代表の川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が24日、都内であったフジコーとのアンバサダー契約発表会見に出席した。

東京五輪について、川内は「おそらくマラソン代表選手は知っている。もしくはたくさん戦ったことのある選手が代表に選ばれると思う」と話した。もっとも自身は東京五輪の代表2人を決める「マラソン・グランド・チャンピオンシップ」は出場せず、そもそも東京五輪を目指す意向はない。ただ、もしも日本陸連が1年後の大舞台へ向け、ナショナルチームを結成した場合は、「練習日程が合う時には参加をして、東京オリピックのチームの刺激になればいい」。参加が可能ならば、共闘を目指す考えだ。

公務員時代は仕事との両立で、スケジュールを自由に組めなかったが、今はプロ。競技を最優先に日程を作れる。今夏も同じく世界選手権代表の二岡康平(中電工)との合同合宿を敢行する。川内は「ナショナルチームまでいかなくても、オリンピックに選ばれた人であろうが、なかろうが、『一緒に練習をしましょう』ということがあればやりたい。プロになって自由に動ける1つの意味。お互い高め合っていければ」と語った。