中村匠吾「銅は届く」日本勢28年ぶりメダル目標 

新国立競技場に日の丸を掲げる。男子のマラソン・グランドチャンピオンシップで1位になった中村匠吾(27=富士通)がレースから一夜明けた16日、代表内定を勝ち取った20年東京オリンピック(五輪)でメダル獲得を目標に掲げた。

都内で報道陣に対応。「代表になったからには、メダルを期待される。何よりも自分自身がメダルを取りたい思いがある。そこに向けて今から何ができるか考えて取り組みたい。昨日のような勝負にもつれれば、銅メダルは届く可能性は出てくると思う」。

そのために武器である後半のスパートを生かすため、前半の走り方をポイントに挙げた。日本の男子マラソンは92年バルセロナ五輪の森下広一さんの銀メダル以来、表彰台から遠ざかっている。

暑い中でのレースには自信を持つ。この日の東京の天気は、前日とがらり変わって、冷たい雨。「天候にも恵まれたのかな」とフィニッシュ時は28・8度まで気温が上がったレースを回想した。その上で「本番は35度ぐらいになってもおかしくない。35度になったら体感も変わってくると思う。その辺の準備も進めていきたい」と口にした。

この日は27歳の誕生日。日本陸連などから記念のケーキを贈られた。照れくさそうにロウソクの火を消すと「プレッシャーのある中、オリンピックの準備をしないといけない。代表として恥じぬように努力をしていきたい」。前夜からはテレビ番組をはしごで出演した。多くの祝福のメッセージも届いた。「思っていたより反響は大きかった。これが日の丸を背負っていくことだと実感した」と話した。