元五輪代表の江里口匡史氏、児童に挑戦の大切さ説く

陸上短距離の12年ロンドンオリンピック(五輪)代表で、昨年競技を引退した江里口匡史氏(30=大阪ガス)が12日、京都府の京田辺市立薪小学校「創立40周年をお祝いする会」でミニ講演会&陸上教室を行った。

「かけっこからオリンピックへ」と題する講演会では「子供の頃、自分より早い子はいたけど、とにかく走ることは好きだった。オリンピック出場を目指すきっかけは、同郷熊本県の先輩、末続慎吾さんが銅メダルに輝いた03年の世界陸上をテレビで見て『かっこいいなあ』と思ったから」

12年には日本選手権男子100メートルで4連覇を達成し、ロンドン五輪出場を果たしたが、目標のメダル獲得はならなかった。しかし、陸上を通じてたくさんのことを学んだという。

薪小学校の児童には「自分は好きだった陸上を通じて成長することが出来た。挑戦しなければ成長することは出来ない。まずは失敗しても好きなことに夢中になって欲しい」と語った。

引き続き行われた陸上教室では、約40分間走り方を指導。各クラスの代表と50メートル勝負を行うと児童は見たこともない速さにびっくり。大歓声があがった。

その後、1クラスと給食を共にし、「試合の時は何を食べますか?」「靴へのこだわりは?」「一番緊張した試合は?」など食べる間もないほど質問攻めに。

帰り間際まで握手やハイタッチを求める子供たちに囲まれ終始和やかなお祝いの会となった。