東京オリンピック(五輪)女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)は31分23秒30(速報値)で、自己ベストを10秒以上塗り替えた。

「コロナの期間中もしっかりトレーニングを積んできた。自己ベストを出したいと臨んだ大会で、それを出せて嬉しい」とうなずいた。

モニカ・ワンジル(スターツ)がレースを引っ張る中、一山は序盤はそのすぐ後ろで追走。中盤に差し掛かるとその差が開いていったものの、我慢の走りを続け、終盤に再びペースを上げ、2位でゴールした。

一山は8日に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ深川大会にも1万メートルに出場して32分3秒65のタイムで、同じく東京五輪代表の前田穂南(天満屋)から離されての2位だった。

今大会から会場には観客を入れて行われ、北海道在住のファンが声援を送った。