東北の高校NO・1スプリンターが、憧れの先輩超えを誓う。鹿児島国体の陸上競技が今日13日、開幕する。宮城県代表の千葉安珠(あんじゅ、常盤木学園2年)は、少年女子A100メートルと成年少年女子共通400メートルリレーに出場予定。今大会は佐藤美里(中大2年)が持つ100メートルの常盤木学園記録11秒74の更新に挑戦する。自己ベスト11秒84を0秒11以上縮めるために全力を尽くす。

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全国デビューした栃木国体から1年。千葉が鹿児島で成長した姿を見せる。前回大会は「本当に無事に走りきれるかぐらいの緊張具合」だった。少年女子B100メートルで4位、成年少年女子共通400メートルリレーで2位に貢献も、レースを楽しむ余裕はなかった。今年は6月のU20日本選手権で100メートル優勝、8月の全国高校総体は100メートル4位、200メートル7位と大舞台で実績を積んだ。「全国でも自分の走りが徐々にできているので、去年よりかは自分のレースができると思う」と力を込める。

鹿児島国体まで残り1カ月のタイミングでアクシデントに見舞われた。9月上旬の宮城県高校新人陸上100メートルを大会新記録で優勝も、レース中に右足を負傷。さらに翌日からはインフルエンザに感染し、練習を1週間離脱した。同下旬の東北高校新人陸上100メートルでレース復帰。コンディション面で不安を抱えていた中、大会新で制し、国体本番へ弾みをつけた。

今大会は尊敬する佐藤美里が持つ100メートルの常盤木学園記録11秒74の更新に照準を合わせる。最低でも自己ベストを0秒11縮める必要があるが「美里先輩の常盤木記録をずっと目標にしていて、国体でそれを超えたい」と意気込む。

400メートルリレーでは昨年もチームメートだった松本沙耶子(七十七銀行)、三浦由奈(筑波大4年)らと共闘する。「松本さん、由奈さんはずっと憧れの先輩で、去年もバトンをつなげてすごいうれしかった。宮城に貢献できるように頑張りたい」。前回同様に好成績を残す。

心に余裕があることが1年前との一番の違いだ。「国体はYouTubeで見るようなトップ選手がたくさん出場するので、自分もその舞台で走れるというだけですごい楽しみだし、最高です。国体は大好きです」。笑顔でスタートラインに立つ。【山田愛斗】