チアの木曜日

フロンティアレッツ 伝統継承、手作りグッズで応援

アメリカンフットボールXリーグ・富士通フロンティアーズのチアリーダーが「フロンティアレッツ」だ。昨季のジャパンXボウル、日本選手権ライスボウルでともに3連覇を達成した強豪を、伝統の手作りグッズで応援している。元NFLチアリーダーの松崎美奈子さんがリポートする。

「エレガント」がチームコンセプトのフロンティアレッツ
「エレガント」がチームコンセプトのフロンティアレッツ

伝統を継承する-。それが、フロンティアレッツが最も大切にしている柱だ。その中でも、初期からの伝統として受け継がれているのが、応援グッズを全て手作りすること。通常は業者に依頼して作られるチアリーダーの応援グッズだが、フロンティアレッツの応援グッズは全て手作りで、創設時からほとんど形を変えずに使用されている。

例えば、フラフープに布をかぶせて「TOUCH DOWN」と1文字ずつ布を切り貼りしたもの。また、マスキングテープで作った文字を貼りつけた「富士通ボード」と呼ばれる応援ボード。大きなフェルト生地に「NICE DEFENCE」「NICE 1ST DOWN」などと書かれたものなど、さまざまな手作りグッズがある。

手作りグッズを使った応援風景(写真提供:池田理)
手作りグッズを使った応援風景(写真提供:池田理)

キャプテンの村松美笛(みてき)さんは「私たちのチームには伝統を守る文化があります。応援グッズは、みんなが愛着を持って使い続けている大切なもの。先輩たちが築いてくれたものを、変わらず大切に使いたい」と言う。

チームコンセプトは「エレガント」で、上品で洗練されたパフォーマンスを心がける。伝統あるダンスはそのままに、新しいダンスも取り入れながら常に新鮮なパフォーマンスを披露。振り付けやダンス構成などは全てメンバー全員で考え、工夫を凝らしている。

今年、フロンティアレッツが掲げた応援スタイルが「繋がる、繋げる」。「練習の時からメンバー皆が同じ志を持ち、つながりを感じながらパフォーマンスをしています。私たちの応援の力で選手を後押しできるようにしたい」と村松さん。12月のジャパンXボウル4連覇が、大きな目標だ。フロンティアレッツが過去から継承した確固たる応援スタイルで、選手に勝利のエネルギーをつなげる。

◆富士通チアリーダー部フロンティアレッツ 1978年、富士通サッカー部(現在のJ1川崎フロンターレ)の応援団として創設される。88年、アメリカンフットボール部の1部昇格に伴い、応援をスタート。現在は、女子バスケットボールや川崎フロンターレの応援、地域イベントや社会貢献活動も行う。メンバーは現在18人で、富士通グループの社員を中心に構成されている。

松崎美奈子さん
松崎美奈子さん

◆松崎美奈子(まつざき・みなこ)元NFLセインツのチアリーダー。管理栄養士。帰国後はキッズやジュニア向けの「チアと食育講座」を開いたり、チアリーダーたちを取材し、多くの人を笑顔にする「チアアップマインド」を発信している。

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