北野武

ベネチア国際映画祭で監督賞に当たる銀獅子賞を手に映画「座頭市」のポスターの前でポーズを取る北野武監督
ベネチア国際映画祭で監督賞に当たる銀獅子賞を手に映画「座頭市」のポスターの前でポーズを取る北野武監督

「HANA-BI」でベネチア映画祭金獅子賞(作品賞)に輝き「世界のキタノ」が誕生した。その6年後の2003年、「座頭市」で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。北野監督は授賞式の前日に帰国してしまった。受賞会場では森昌行プロデューサーが記念のトロフィーを受け取り、北野監督からのメッセージを代読した。「1997年に『HANA-BI』で金獅子賞を頂きましたが、その翌年に亡くなられた黒沢明監督から1通の手紙が寄せられました。その手紙には『日本映画をよろしく頼む』と書かれてありました。今ごろ天国で喜んでおられると思います(以下略)」。「座頭市」公開の9月6日は、黒沢監督の命日でもあった。

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<芸能・2003年9月7日掲載>