22年北京五輪銀メダリストでロシアのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ、22)が、5季ぶりにGPシリーズに復帰した。SPに臨み、72・37点で3位発進した。
冒頭から高さのあるダブルアクセル(2回転半)、3回転ループを成功。最終3本目のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプも、余裕を持って決めた。
2つのスピンとステップシークエンスでも最高難度のレベル4としたが、最後の足換えのコンビネーションスピンは「V」マークがついて減点。3種類の基本姿勢を実施する必要があるが、2種類しかしなかったと判定された。表現面などを示す演技構成点(PCS)は、全体5番目の32・39点だった。
首位は千葉百音(21=木下グループ)で76・08点。イグナトワは7日のフリーで4回転ジャンプを組み込むとみられる。
イグナトワは昨年8月に第一子となる長男を出産。今年9月のチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯で国際大会に復帰した際は「子どもがいることがモチベーションになっている。(体は)オリンピックの頃と同じ状態ではないですが、出産前と同じ状態です」と話していた。
ロシアは22年2月にウクライナへの侵攻を開始。以降は国際スケート連盟(ISU)を含む多くのスポーツ団体がロシアと同盟国のベラルーシ選手を国際大会から排除していたが、一部の競技では24年パリ五輪から厳しい出場基準をクリアした選手において、AINとしての出場が容認。ISUは今季(26-27年)からAINとして国際大会への参加を容認している。
◆女子SP上位と日本勢の成績
〈1〉千葉百音(木下グループ) 76・08点
〈2〉アナスタシア・グバノワ(ジョージア) 75・05点
〈3〉アレクサンドラ・イグナトワ(AIN) 72・37点
〈4〉ララ・ナキ・グットマン(イタリア) 71・76点
〈5〉山下真瑚(中京大) 69・17点
〈11〉渡辺倫果(三和建装/法政大) 55・72点


