女子ゴルフの今季第6戦・スタジオアリス女子オープンは8日、兵庫・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)で開幕する。

 日本勢若きエースの1人、渡辺彩香(22=大東建託)は7日、プロアマ戦に出場した。

 現状打破のチャンスが訪れた。渡辺は昨季賞金ランクが日本人最上位の6位。そして今季もまだ消化5戦とはいえ、日本人最上位の6位…。1位テレサ・ルー、2位キム・ハヌル、3位申ジエ、4位イ・ボミ、5位李知姫の後塵(こうじん)を拝している現状について「わかってるんですよ。わかってるんです」と苦笑いしながら、うなずいた。今季5戦でトップ5が3度と調子はいい。「ちょっとダボが多いな、と思う。それと3パット」とこぼしつつも、納得できる手応えはある。

 ツアー屈指の飛ばし屋はパー3以外の14ホールで、単純にドライバーばかり使えない。5ホール前後で、ドライバーを握らない可能性がある。そのうち、最終18番パー4の第1打用に、3番ユーティリティーに代えて「7番ウッドと同じ長さの5番ウッド」を投入する。「通常の5番ウッドの長さでは飛びすぎる。7番ウッドだと球が高すぎて…。215~220ヤード打てるように」と考えた武器を有効に使い、優勝争いに持ち込むつもりだ。