5打差29位から出た堀琴音(20)は8バーディー、2ボギーの66で通算7アンダーの6位に浮上した。

 16番ではグリーン奥からチップイン、17番は残り146ヤードから7番アイアンでピン左1・5メートルにつけ、18番は3メートルを流し込んでの3連続バーディー締めだ。ツアー初優勝のチャンスに「ショットはすごくいい。明日もショット中心で、パットがどれだけ入ってくれるか」と表情は明るい。前日にパット時にクロスハンドの右手と左手の位置、アドレスの足とボールの位置がいずれも離れすぎていた点を修正したところ、パットが安定したという。

 今大会の練習ラウンドでは5カ月ぶりのツアー出場となった諸見里しのぶと回った。「しのぶさんは尊敬するプロの1人。練習ラウンドしてやっぱりうまいと思ったし、すごく楽しかった」と刺激になった。堀の中学生時代から交流があり、「こっちゃん(堀)、大人になったね」と言われ、「すごくうれしかった」と愛くるしい笑顔を見せた。