2年連続賞金女王イ・ボミ(28=韓国)が復調の兆しをつかんだ。3月18日、Tポイント・レディース第2ラウンド(R)以来、今季23Rぶり3度目のノーボギーとなる67をマークした。

 通算6アンダーの10位で予選通過を決めると、ホールアウト後は開口一番「完璧!」。16番パー3(160ヤード)では嫌なイメージがあったという6番アイアンでベタピンにつけ、お先のOKバーディーを奪った。今季序盤からスイングの不調によるショットの乱れに苦戦しており、出場10戦でトップ10が2回だけ、賞金ランク23位と本調子にほど遠い状態だった。

 「ダウンスイングでクラブが寝てしまう悪い状態が続いていたけど、今日は“手の前にヘッドが降りてくる”イメージだけを心掛けた。ミスショットは3回ぐらい。本当に久しぶりにいいショットがたくさん打てました」。71だった前日も「昨年のボミのようなショットが打てた」と手応えをつかんでいた。2日連続して好調だったことも「それ! すごく大きいです」と声を弾ませた。