AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、出遅れた。1バーディー、3ボギーの74で回り、2オーバーで49位。プロ初の同組となった同じ黄金世代の畑岡奈紗(森ビル)は、69で回り6位と好位置につけ、明暗を分けた。

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同組はプロで初の直接対決となった畑岡。黄金世代をけん引する2人の競演に、5002人のギャラリーが集結する中、1、2番でいきなり連続バーディーの好スタートを切った相手に対し、渋野は前半、7番でボギーをたたくと1歩後れを取った。後半に入ってもボギーが先行。じわじわと離され、5打差をつけられた。「レベルの差を見せつけられた。これからその差を埋めていきたい」と話した。

同期とはいえ、早くから米ツアーに挑戦するなど、前を走る畑岡の背中を追っている。ラウンド中、会話はほとんど質問。「いつから英語しゃべれるの?」、「英語の勉強はしてるの?」。プレーでも苦手なグリーン周りなどを凝視し、吸収した。「(外国人の)キャディーさんと英語でしゃべってて、めっちゃ格好良かった」と話す。

苦しいラウンドだったが、18番でバーディーを奪い、76ラウンド連続バーディーの記録はつながった。それまで自身でパットを読んでいたが、「入らんわー。読んで」と16歳の湯浅芹キャディー(滝川二高)に頼むと約1メートルを沈めた。「『明日から(ライン読みを)よろしく!』と言いました」と明るさは失わない。

首位とは8打差だが、先週のデサントレディース東海クラシックは、その8打差を大逆転。2週連続Vへの吉兆か。「ショットの距離感とか合ってない。練習して明日(第2日に)つなげたい」。同期との濃密な時間を無駄にはしない。【松末守司】