流通経大ラグビーの「太朗丸」が、チームを関東大学リーグ3連覇に導く。

 リーグ戦は22日、流通経大と東海大が優勝をかけて東京・秩父宮で全勝対決。流通経大のSO東郷太朗丸(3年)は「相手も強いけれど、勝って3連覇したい」と気合を込めて話した。

 今季はチームの得点源だった合谷和弘(4年)が7人制日本代表に専念。エースに代わってキッカーを任された東郷は6試合で102得点と、ランク1位の得点を稼いでいる。「チームが勝つことが1番。自分の得点は気にしていない」と話すが、内山監督は「昼休みも1人でグラウンドに来てキック練習をしていた。見えない努力が、成長につながった」と目を細めた。

 名前は「太朗丸」。ヤマハのFB五郎丸がW杯で国民的に人気者になっただけに「よく、いじられています」と苦笑い。両親の「太く、朗らかに、丸く育って欲しい」という願いから付けられた名前だが「珍しいですよね。自分以外では会ったことない」。実は「たろうまる」ではなく「たろま」と読むが、スタンドからは「ポーズやって」と声がかかることもある。

 ラグビーを始めたワセダクラブでは、2学年上に日本代表WTB松島幸太朗がいた。「中3の時から、すごかった。僕らとは全然違った」と話したが、W杯では偉大な先輩の応援にも力が入ったという。周囲でもラグビーへの関心が高まり「注目されるのは、うれしいですね」。目標は大学日本一。その前のリーグ戦3連覇に向けて、太朗丸は自慢の左足を振り抜く。