高梨沙羅(19=クラレ)が今季初めて表彰台を逃し、2季ぶり3度目の個人総合優勝決定は持ち越しとなった。1回目に93メートルで首位に立ったが2回目は92・5メートルで順位を落とし、合計255・9で4位だった。

 高梨が今季、守り続けた“定位置”に立てなかった。表彰台を逃すのは、昨年2月のヒンツェンバッハ大会(オーストリア)以来19戦ぶりとなった。

 今季1回目1位から優勝を逃したことはなかったが、昨季女王に破られた。前日は13位に沈んだイラシュコが2回目に95メートル。1回目4位から逆転で優勝をさらわれた。苦手意識を隠さなかったリュブノの台。「最後まで、台の特徴をつかめなかった。2回目は助走からうまくいかなかった」。この日のトップ3は2回目3人とも高梨の飛距離を上回るという完敗となった。

 敗れはしたが、個人総合得点は1310点まで伸び、同2位イラシュコとの差は381点。「内容を反省して(第15戦の)ラハティに臨みたい」。次戦19日のラハティ大会(フィンランド)で優勝すれば、2季ぶり総合優勝が決まる。

 ◆W杯総合優勝の行方 第14戦を終え、高梨が1310点で首位、2位のイラシュコは929点。差を縮められたが、まだ381点差あり、高梨が圧倒的に優位。19日の第15戦を終えると、残り4戦となり、400点以上の差がつけば高梨の2季ぶりの個人総合Vが決まる。次戦は高梨が優勝すれば、イラシュコの順位に関係なく、総合V決定。2位でもイラシュコが優勝しなければ確定する。