ラグビー日本代表が11日、ジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(HC、46)の就任後初の代表活動を打ち上げた。9日夜から都内でミニキャンプを行い、2日間の練習を終えた。

 この日は午前10時ごろから約2時間の練習。ジョセフHCの前任であるスーパーラグビーのハイランダーズ(ニュージーランド)で取り入れていたボール回しの練習なども行いながら、実戦形式も通して攻撃の戦術の落とし込みや連係の確認を行った。

 ジョセフHCは今回の合宿の目的を「スタッフと選手が団結すること」とし、9日夜から複数回のミーティングを重ねた。自身もグラウンド内外で積極的に選手に話しかけ、相互理解につとめた。ハイランダーズ時代から4年間指導を受けるSH田中史朗(31=パナソニック)は合宿を終えて「(戦術は)比較的シンプルだし、みんな理解できていると思う。チームに帰っても代表のことを頭に置いて練習したい。ジョセフHCのほうから話しかけてくれたり、しっかりコミュニケーションがとれた」と手応えを語った。

 家庭の事情で合宿参加を辞退したNO8アマナキ・レレイ・マフィ(26=NTTコミュニケーションズ)ら2選手を除く代表候補選手全員が大きなケガなく合宿を終えた。代表キャップ(国際試合の出場経験)を持たない15選手も無事に終了。兄弟で選ばれたSO田村優(27=NEC)の弟熙(ひかる、23=東芝)も初選出の1人。すでに代表38キャップを持ち、昨季はサンウルブズでスーパーラグビーも経験した兄らと練習し「間合いのとり方とか、経験がある先輩方は違うなと思った。勉強になった。自分は少しでも多くを吸収したい」と謙虚に収穫を語った。

 チームは1度解散し、23日に再び集合する予定。初陣は来月5日、東京・秩父宮ラグビー場に世界ランク7位の強豪アルゼンチンを迎える。