競泳の男子200メートル平泳ぎで2分6秒67の世界新記録を樹立した渡辺一平(19)が2日、在学する早大で報告会を行った。記録達成時は下痢をするほど体調が悪い中だったが、その裏側を明かした。
決勝前日のホテルでの夕食。苦笑いで「ハンバーグを食べて、奥野さん(早大水泳部総監督)からももらって。焼き魚も(中村)克さんからもらって。食べすぎました。油も多くて、お腹を崩してました」と回想した。レース当日も、体も熱っぽく、苦しくて仰向けで寝られなかったという。その状態で世界記録を出した後も「舐めているのでは…と思われるかも」と体調不良の理由は明かしてこなかったが、4日後の報告会で“カミングアウト”した。回転ずしでは48皿の記録を持ち、小学校時代には競争で牛乳瓶を22本を飲んだこともある大食漢も、世界記録は「何で出たか分からない」と振り返った。この日も寮の仲間と食べ放題のディナーに行く予定で、翌日にレースがない分、思い切り食べられる。
コンディションが悪い中だったからこそ、さらなる記録更新への期待も高まる。4月の日本選手権(愛知)と7月の世界選手権(ハンガリー)で目標タイムを「2分6秒台前半」と設定。「まだまだやれる。満足していない」と力を込めた。
この日の報告会では、同大のマスコットキャラクターのクッションを贈られた。以前はベッドに日本水泳連盟公式マスコットキャラクター「ぱちゃぽ」を置いていたが、友人にプレゼントしたため、「新しいクッションを探していた」という。新相棒を手にして「かわいいですよね。今日から枕もとにいると思います」と、19歳の無邪気な顔になり、笑った。


