ワールドゲームズ(WG、ポーランド・ウツワロフ)のスポーツクライミングのリード男子で金メダルを獲得した是永敬一郎(21=埼玉県連盟)7月31日、羽田空港着の便で帰国した。是永はWG出場後は、リードW杯フランス大会(準決勝敗退)を転戦していた。

 金メダルを獲得した是永は「まだ実感はありません。実は、ポーランドに入ってから食事が合わずに体重が減ってしまったんですが、それで体が軽くなったことが良かったのかもしれません」と、苦笑いを浮かべながら快挙の舞台裏を明かした。

 是永は15年からアジア選手権を連覇しているが、強豪の北米、欧州勢が出場するW杯、世界選手権などの国際大会では初のタイトル獲得。スポーツクライミング界では、ワールドゲームズが世界選手権、W杯を含めた中で最高峰の大会と位置付けられている。ビッグタイトルの獲得となったが、是永は「今回のWGにはトップ選手も数多く出場していましたが、出場選手はW杯よりも少なかったですし、オーストリアやフランス、イタリアのトップ選手が出場してなかったので…。そういう強豪選手とも競い合ってみたかったです」と言った。

 カナダのショーン・マコールなど世界トップも出場していたが、オーストリアのヤコブ、フランスのスーパーゴッチ、イタリアのステファノなどが出場しなかったことに触れ、より高いレベルでの優勝争いに意欲を示した。また、今後はボルダリングにも今まで以上に力を入れていく考えだ。過去にスピードのW杯は出場経験があるが、ボルダリングW杯の出場はない。「これからはもっとボルダリングにも力を入れて行きたい」と言い、東京五輪を視野に入れていた。

 スポーツクライミングは2020年東京五輪の追加種目に決まっており、スピード、ボルダリング、リードの3つの複合種目で争われる。