世界レスリング連合(UWW)が24日に2020年東京五輪で実施する新階級区分を決めた。メダル量産を期待される日本女子への影響について、日本協会の栄強化本部長は「日本にはいい変更。どんと来いです」と自信を示した。
最軽量級が48キロから50キロとなり、53キロ級は据え置き。他の4階級は1キロの増減となった。栄本部長が、好影響があると目するのは69キロ級の女王で、新階級では68キロ級になる土性沙羅。この体重では小柄なだけに「1キロでも軽くなったのは大きい」とした。
日本の軽、中量級は選手層が分厚い。最も軽いクラスは今大会優勝の須崎優衣にリオデジャネイロ五輪女王の登坂絵莉(東新住建)もいる。53キロ級は今大会2位の向田真優に加え、55キロ級覇者の奥野春菜(至学館大)も本来はここが主戦場。57キロ級は「あの辺の体重の選手はゴロゴロいる」(栄本部長)という激戦区だ。今回60キロ級を制した川井梨紗子は本来58キロ級の選手で、リオ五輪は伊調馨(ALSOK)を避けて臨んだ63キロ級で勝った。新階級では57キロにも62キロにも対応可能だ。
海外の強豪の動向も判断材料になるだろう。リオ五輪53キロ級で吉田沙保里(至学館大職)の4連覇を阻み、今大会の58キロ級で圧勝したマルーリス(米国)は「57キロがベスト」と語っている。東京五輪まで3年。世界の勢力図も見ながら、若手とベテランが競り合い、日本女子は強化を図る。



