ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、47=ニュージーランド)が2日、都内でスーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの18年シーズンHC就任会見を行った。ベスト8入りを目指す19年W杯日本大会に向け、代表と一体的に強化を推し進め、勝利にこだわる姿勢を示した。2年ぶりに復帰したWTB山田章仁(32=パナソニック)ら計5人の第1次メンバーも発表され、日本代表色がより強くなった。
「ジョセフジャパン」の本格的な強化が始まる。W杯開幕まで2年を切り、代表とサンウルブズの指揮官を兼任するジョセフHCは「W杯で代表が勝つためには、私がもっと関わらないといけない。短期間で代表を育成するためにこの結果になった。また、SRの舞台に戻って来られて非常に興奮している」とHC兼任の理由を説明した。
ジョセフHCは昨年9月、代表HCに就任して「代表強化=サンウルブズ」の方針を示してきた。17年シーズンからHC兼任の案もあったが、負担を考慮して見送ったという。1年間は「総監督」という立場で間接的にチームをサポート。多くの選手が強豪チームとの対戦を経験したが、成績は2勝13敗と苦しんだ。「外から見てるだけでは文化や戦い方を確立出来ない。勝利の特効薬はなく、最高の形を求めるなら多忙はつきもの」と、直接チームを指導することを決断した。
日本代表色がより強くなる。17年シーズンは家庭の事情で参加を辞退し、2年ぶりに復帰する山田は「SR(のハイランダーズ)で優勝経験のあるジェイミーのチームでプレー出来る喜びをかみしめてチームの勝利に貢献したい」。17年シーズンまでチーフス(ニュージーランド)に参戦していた、リーチ・マイケル(28=東芝)もサンウルブズ入りに前向きとみられる。サンウルブズと代表の一体化が一層、進められることになりそうだ。
指揮官は新チームについて「プロリーグなので勝ちたいだけ」と強調。「チームは日本ベースだけど、世界中の選手を吟味してベストプレーヤーを選ぶ」と成長をうながすため、海外のトップ選手を加入させる意向を示した。渡瀬CEOによると、17年シーズンは60人近い選手が名を連ねたが、18年シーズンはW杯に向けて選手を40~45人に絞り込む考えもあるという。日本代表の強化が一気に加速しそうだ。【峯岸佑樹】
◆ジェイミー・ジョセフ 1969年11月21日、ニュージーランド(NZ)生まれ。オタゴ大卒。現役時代のポジションはフランカー。NZ代表20キャップで95年W杯準優勝。95~02年は日本のサニックス(現宗像サニックス)に所属。日本代表9キャップで99年W杯に出場。現役引退後の11~16年8月まではスーパーラグビーのハイランダーズでHC。趣味はスキューバダイビングとサウナ。家族は妻と1男3女。196センチ、110キロ。
◆日本代表新コーチ 日本ラグビー協会は2日、日本代表のベン・ヘリング・ディフェンスコーチが退任し、アイルランド代表FWコーチなどを務めたジョン・プラムツリー氏が新任すると発表した。今月22日の合宿からチームに合流。


