フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(27)が24日、右足首靱帯(じんたい)を痛めた羽生結弦(22=ANA)と右足中足骨骨折を抱えるメドベージェワ(18=ロシア)の平昌五輪金メダル候補2人へ温かいエールを送った。

 この日は、日比谷公園と皇居外苑で行われたプレミアムフライデー推進のランイベントに姉の舞さん(29)と参加。約6・5キロの皇居外周を軽やかに走りきった後に取材に応じた。

 「ゆづる君もメドベージェワちゃんも、今までは若くて、ガーッと練習してもケガもなかったと思いますが、年齢が上がってくるとケガが増えてくる。今、無理をしないで、ゆづる君だったら全日本、メドベージェワちゃんだったら五輪のかかる大会に向けて、しっかり治してもらって、五輪では万全の状態で臨んでほしいと思います」。

 真央さんも、現役最後まで腰や膝など度重なるケガと向き合ってきた。その経験を踏まえ、「今、無理をしないで」の優しい言葉で2人の復活を願った。舞さんも「2人はフィギュアスケート界の宝でいなくてはならない存在。戻ってきてくれるのを楽しみにしています」と語った。