フィギュアスケート男子の宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が10日、2位となったグランプリ(GP)ファイナル(名古屋市ガイシプラザ)のエキシビションに出演した。

 地元の大声援を浴びながら、黒の衣装で「See You Again」を滑った。トリプルアクセルなどでミスもあったが、笑顔で世界のトップスケーターらと場内を盛り上げた。

 エキシビション前にはあらためて7日のショートプログラム(SP)、8日のフリーを振り返り「悔しいというより、自分が次にやらないといけないことが明確に分かった。それをやろうっていう気持ちと、『試合って楽しいんだ』っていう気持ちが芽生えました」と穏やかな表情を見せた。練習不足の影響で「つらい」と連呼したGPフランス杯と比べ、同じ2位ながら違う感情があったようだ。

 次戦は21日に開幕する全日本選手権(東京)になる。初めての五輪代表を目指し、18年平昌(ピョンチャン)五輪の選考会に挑む。