東地区首位の秋田ノーザンハピネッツは、アウェーで中地区2位の群馬クレインサンダーズに74-58と勝利し、地区優勝マジックを1つ減らし2とした。第3クオーター(Q)に逆転し一気に流れをたぐり寄せて19連勝を達成。最短で今日25日の群馬戦で優勝が決まる。

 第3Qで、鬱憤(うっぷん)を晴らした。前半は、持ち味の激しいディフェンスは機能せず失点を重ねてしまい9点差で折り返した。だが、谷口大智(27)の3点シュートなどで点差を詰める。さらに、白浜僚祐(26)が、角度のない位置から放った3点シュートが決まり44-41と勝ち越しに成功した。その後も小野寺祥太(23)の3点シュートなど、同Q終了時に5点のリードを奪った。

 第4Qも得点を重ね、終わってみれば16点差の大勝。敵地に乗り込み熱い声援を届けた約120人のブースターへ、最高の瞬間を届けた。第1Qは攻守の歯車がかみ合わず、相手に勢いを与えてしまう反省点もあった。しかし、ギアが入ってしまえば、B2の他クラブとは一味違うことを、秋田はこの日も証明してみせた。【秋吉裕介】