平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)におけるフィギュアスケートのアイスダンスで日本勢最高に並ぶ15位となった村元哉中(かな、25)クリス・リード(29)組が9日、パートナーを解消すると発表した。

 日本スケート連盟を通じて、村元は「たくさんの方に応援していただいている中でこのような結果になってしまったことを、とても残念に思っております。それぞれの方向性の違いによりこのような結果になってしまいましたが、今後もさらに自分の夢に向かって挑戦していきたいと思っています」などとコメント。

 リードも「このたび、村元哉中さんとのパートナーを解消することになりましたことを、とても残念に思っております。私自身は、これで終わりではなく、これからも日本のアイスダンスのレベル向上のために努力を続けていきたいと考えております」とし、最後は「そして、哉中さんの今後のご活躍をお祈りしております」と締めた。

 ともに3シーズンを過ごし、「かなクリ」と親しまれたカップルは、1月に台北で行われた4大陸選手権で銅メダルを獲得し、北米以外で初めて表彰台に立った。その後も平昌五輪では日本勢最高タイの15位、3月の世界選手権(ミラノ)でも日本勢最高の11位と日本のアイスダンスを引っ張ってきていた。

 日本スケート連盟のリリースには「なお、村元選手およびリード選手は、アイスダンスを続けるべく今後新しいパートナーを探す予定となっております」と記されている。