国際テニス連盟は16日、男子国別対抗戦、デビス杯(デ杯)の大会方式を2019年から短期開催に変更すると発表した。米フロリダ州で開催された年次総会で決めた。

 従来のデ杯はトップの16カ国によるワールドグループが2月から11月の長期にわたって実施されていたが、新方式は11月の1週間で王者を決定。2月に24チームによる1回戦制の予選を対戦国のいずれかで行い、勝利した12チームが11月の本戦に進出する。

 本戦では前年の準決勝に進んだ4チームと推薦国2チームを加えた18チームによる1次リーグを実施し、上位8チームによる決勝トーナメントで優勝国を決める。試合も5セット制から3セット制になり、選手の負担は軽減される。

 9月14~16日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(大阪)に臨む日本は、勝てば来年2月の予選でシード国になれる。

 新方式のデ杯には楽天の三木谷浩史会長兼社長が支援し、サッカーのスペイン代表のジェラール・ピケが創業した投資グループ「コスモス」が25年総額30億ドル(約3300億円)にのぼる資金を提供する。