男子は洛南(京都)が清風(大阪)を3-0で下し、14年ぶり2度目の優勝を飾った。エース大塚達宣(3年)が両チーム最多の25得点。昨年の決勝で敗れた悔しさを晴らし、5試合すべてストレート勝ちの原動力になってMVPに輝いた。

洛南・大塚が押しも押されもしないエースに成長した。身長193センチ、最高到達点338センチの高さから、速く重いスパイクが清風のブロック、レシーブをはじき飛ばした。昨年の決勝で鎮西(熊本)の鍬田(現中大)に打ち負けてストレート負け。だから「最後の大事な1点を決めてチームを勝たせる選手になろうとやってきた」。卒業後は早大に進学し、近い将来の日本代表入りを目指す。「24年パリ・オリンピック(五輪)に出場したい」。大塚の言葉は力強かった。