福島が初優勝を飾った。東北勢としても初。連覇を狙った埼玉は17位に終わった。

トップ群馬と25秒差の2位でタスキを受けたアンカー相沢晃（東洋大）が、7・6キロ付近で牧良輔（SUBARU）をとらえて一気に抜き去り、区間賞の快走でそのまま逃げきった。群馬は3区で塩尻和也（順大）が8人抜きでトップを奪ったが逃げきれなかった。

天皇盃第24回全国男子駅伝　優勝を決めた福島県の選手と関係者はレース後会見をする（撮影・奥田泰也）

天皇盃第24回全国男子駅伝　アンカーの福島県・相沢晃がゴールし天皇盃第24回全国男子駅伝を制しレース後会見をする（撮影・奥田泰也）

＜都道府県駅伝男子エントリー選手一覧＞

◆７区＝１３・０キロ（大学生・社会人区間）

▼草津橋 〜（平和大通り-城南通り経由）〜平和記念公園前

　※区間記録　３７分９秒＝大島健太（高知）

◆ゴール　相沢晃 （東洋大）が単独トップでフィニッシュし、福島が初優勝を果たした。２位群馬、３位長野、４位広島。区間賞は福島・相沢で３７分１４秒。愛知・服部勇馬（トヨタ自動車）は１１人抜きで区間２位の３７分５０秒

アンカーの福島県・相沢晃がゴールし天皇盃第24回全国男子駅伝を制する（撮影・奥田泰也）

◆最終順位◆

◆１１・０キロ　トップ福島・相沢。２位集団に長野・中谷、群馬・牧。４位広島、５位長崎、６位集団に鹿児島、福岡。８位神奈川。９位愛知

◆９・７キロ　長野・中谷が群馬・牧をとらえ２位浮上

◆９・０キロ　トップ福島・相沢と２位群馬・牧との差は１２秒。３位長野・中谷は１４秒差。４位広島・藤川は３１秒差

◆７・６キロ　福島・相沢がペースを上げ、一気に群馬・牧との差を広げ単独トップに立つ

◆７・５キロ　福島・相沢がトップ群馬・牧をとらえ並走

◆７・２キロ　２位集団から福島・相沢が仕掛け、長野・中谷を引き離す。

◆７・０キロ　トップ群馬・牧と２位集団の差は６秒。４位広島・藤川は１４秒差

◆５・２キロ　トップ群馬・牧と２位集団の差は９秒。４位広島・藤川は２０秒差

◆４・３キロ　広島・藤川拓也（中国電力）が単独４位に浮上。５位神奈川、６位長崎。７位集団に熊本、福岡

◆４・０キロ　トップ群馬・牧と２位集団の差は１０秒差に詰まる

◆２・０キロ　トップ群馬・牧と２位集団の差は１８秒差に詰まる

◆１・０キロ　群馬・牧良輔（ＳＵＢＡＲＵ）が単独トップ。２位集団に長野・中谷雄飛（早大）、福島・相沢晃（東洋大）。愛知・服部勇馬（トヨタ自動車）は１分３２秒差の１８位からの追撃

◆６区＝３・０キロ（中学生区間）

▼広島工大高前〜草津橋

　※区間記録　８分２９秒＝松山和希（栃木）

◆第６中継所　群馬・堀口が単独トップでアンカーの牧良輔（ＳＵＢＡＲＵ）へタスキリレー。区間賞は群馬・堀口で８分３５秒

◆１・７キロ　１位群馬、２位福島。３位集団に神奈川、長野、広島

◆１・３キロ　先頭の群馬が２位福島を引き離す

◆０・４キロ　群馬・堀口花道 （甘楽中）が福島・宍戸結紀 （東和中）をとらえ先頭に。３位集団は広島、長野

◆５区＝８・５キロ（高校生区間）

▼ＪＲ阿品駅南〜広島工大高

　※区間記録　２３分５５秒＝村沢明伸（長野）

◆第５中継所　残り８００メートルで福島・松山がトップ群馬・大沢をとらえ、一気に引き離し逆転トップでタスキリレー。区間賞は千葉・佐藤一世 （八千代松陰）で２４分２９秒

◆７・３キロ　２位福島・松山がトップ群馬・大沢を猛追し５秒差

◆６・７キロ　２位集団で福島がペースアップし、神奈川が遅れる

◆６・０キロ　トップ群馬と２位集団の差は１６秒と詰まる

◆４・２キロ　群馬が単独トップ。広島、福島、神奈川の２位集団とは２７秒差に詰まる。長野、鹿児島は４０秒差。長崎、茨城が５５秒差。埼玉は１分４秒差の１４位

◆３・５キロ　トップ群馬と２位集団の差は３１秒

◆３・１キロ　鹿児島が遅れ２位集団は広島・中野翔太（世羅）、福島・松山和希（学法石川）、神奈川・内田隼太（法政二）

◆２・８キロ　神奈川、鹿児島が２位集団に追いつく。

◆２・０キロ　２位広島に３位福島が追いつき並走。４位集団に神奈川、鹿児島。６位長野、７位集団に長崎、茨城。９位に愛知

◆１・０キロ　群馬・大沢佑介（樹徳）が単独トップ

◆４区＝５・０キロ（高校生区間）

▼宮島口ロータリー〜（ＪＲ前空駅東折り返し）〜ＪＲ阿品駅南

　※区間記録　１４分７秒＝秋山雄飛（兵庫）

◆第４中継所　群馬・石田が単独トップでタスキリレー。区間賞は福島・横田俊吾（学法石川）で１４分１４秒。茨城・助川拓海（水城）は７人抜き

◆３・１キロ　福島、広島、鹿児島が２位集団から抜け出す

◆２・５キロ　神奈川が３位集団に追いつかれ、２位集団は神奈川・力石、広島・倉本玄太（世羅）、鹿児島・漆畑瑠人（鹿児島城西）、愛知・近藤幸太郎（豊川工）、福島・横田俊吾（学法石川）の５チーム。２位集団に１０秒差で長野・宮内斗輝（佐久長聖）が追う

◆１・０キロ　群馬・石田洸介（東農大二）が単独トップ。３０秒差で２位神奈川・力石暁（鎌倉学園）。３位集団に広島、鹿児島、愛知、福島。７位集団に長野、長崎

◆３区＝８・５キロ（大学生・社会人区間）

▼海老園交差点〜宮島口ロータリー

　※区間記録　２３分２６秒＝大森輝和（高知）

◆第３中継所　群馬・塩尻が８人抜きで単独トップでタスキリレー。鳥取・岡本直己（中国電力）は１７人抜きで大会通算１１２人抜き。区間賞は群馬・塩尻で２３分５５秒

◆６・８キロ　群馬・塩尻が単独トップ。１５秒差で２位鹿児島・中村。２１秒差で３位集団の長野・桃沢、広島・吉田、神奈川・館沢。埼玉・牟田祐樹（日立物流）は４０秒差の１４位

◆４・８キロ　群馬・塩尻が抜け出し単独トップ

◆４・２キロ　群馬・塩尻が集団先頭。２位鹿児島・中村、３位京都・大塚、４位長野・桃沢、５位広島・吉田

◆３・８キロ　広島・吉田も追いつき、先頭集団は７人に

◆３・３キロ　群馬・塩尻が先頭集団に追いつく

◆２・２キロ　福島・阿部は一気に集団先頭に。６位集団は群馬・塩尻和也（順大）、熊本・西田壮志（東海大）、愛知・山口浩勢（愛三工業）。９位集団に神奈川・館沢亨次（東海大）、広島・吉田圭太（青学大）

◆２・１キロ　福島・阿部弘輝（明大）が追いつき、先頭集団は５人に

◆１・０キロ　京都・大塚倭（京都陸協）、長野・桃沢大祐（サン工業）、鹿児島・中村高洋（京セラ鹿児島）、福岡・鬼塚翔太（東海大）が先頭集団

◆２区＝３・０キロ（中学生区間）

▼広電井口駅東〜海老園交差点

　※区間記録　８分１４秒＝石田洸介（福岡）

◆第２中継所　鹿児島・須山 向陽 （田崎中）と長野・山川 拓馬 （箕輪中）が競り合い、直前で長野がトップに立ってタスキリレー。区間賞は栃木・滝澤愛弥（藤原中）で８分３６秒

◆１・５キロ　３位集団がトップ集団をとらえ、熊本・岩下翔哉 （一の宮中）が先頭に

◆０・７キロ　トップ山口・吉中祐太 （向洋中）を福島・藤宮歩（大槻中）がとらえ並走。

◆１区＝７・０キロ（高校生区間）

▼平和記念公園前〜広電井口駅東

　※区間記録　１９分５１秒＝松岡佑起（京都）佐藤悠基（長野）

◆第１中継所　残り３００メートルで山口・菖蒲敦司 （西京）が抜け出し、先頭でタスキリレー。タイムは２０分３２秒

◆５・３キロ　大阪・小島慎也 （大阪）、群馬・北村光 （樹徳）が集団先頭

◆４・８キロ　滋賀・安原太陽 （滋賀学園）が集団から抜け出すが、３００メートルで集団に吸収

◆３・５キロ　高知、香川、北海道が遅れる。集団先頭が１０分３４秒で通過。先頭付近に大阪、千葉、滋賀、静岡、佐賀、福岡、宮崎、広島、長野、鹿児島

◆３キロ　静岡・小沢大輝 （韮山）、広島・梶山林太郎 （世羅）、千葉・石井一希 （八千代松陰）らが集団先頭。スローペースに脱落チームはなく４７チームが一団となって進む

◆２キロ　広島・梶山林太郎 （世羅）が集団先頭に

◆１キロ　兵庫・藤本珠輝 （西脇工）、茨城・長山勇貴 （水城)、静岡・小沢大輝 （韮山）、和歌山・都築勇貴 （田辺工）らが集団先頭で３分５秒で通過

◆スタート地点　朝まで降っていた雨が上がり、天候は晴れ、気温１３度、湿度６０・５％、風速０メートル。午後０時半、４７チームが一斉にスタート