全日本ジュニア女王の松生理乃(1年=愛知・中京大中京)は、ミスがありながらも61・03点を記録し、初出場の舞台で首位に立った。

ピンクの衣装で「カラーパープル」を優雅に演じ、3回転ルッツ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に成功。演技後半のフリップ-トーループの連続3回転は、フリップの着氷が乱れながらも、間を置いてトーループをつけた。3回転トーループは転倒となったが、演技構成点は全選手で唯一の7点台(10点満点)を5項目全てでそろえた。

今季は全日本ジュニア選手権で初優勝。グランプリ(GP)シリーズのNHK杯は3位、全日本選手権は4位と、シニアの舞台でも力を発揮してきた。今大会の決勝は24日に予定されており、初優勝を目指す。