F1ホンダエンジン開発総責任者の浅木泰昭氏(本田技研HRD Sakura センター長)が最後の年に世界一奪回を誓った。
26日開幕の今季F1第1戦バーレーンGPを前に16日、リモート会見。21年を最後にF1から撤退するホンダだが、あえて新エンジンを投入した。
自らもF1エンジン開発に携わり、その経験を生かしてオデッセイ、N-BOXなどを生み出した浅木氏は、新エンジン投入の理由として「今年1年間、何としても世界一になったという自信を糧に技術者人生を切り開いて欲しい」と、若いエンジニアへの思いを話した。
よりコンパクトなパワーユニットとなった新エンジンは、ホンダの撤退が決まった昨年春に一時凍結されたが、「今のままだと(ライバルの)メルセデスは超えられない」と浅木氏が八郷隆弘社長に直訴。昨年秋ごろから開発を再開し、開幕にこぎつけた。
昨季は供給するレッドブルで2勝、アルファタウリで1勝を挙げた。12日~14日に開幕戦が行われるバーレーンで行われた合同テストでは、レッドブルのフェルスタッペンが1番、アルファタウリのルーキー、角田裕毅が2番手のタイムをたたき出した。
浅木氏は「我々としては非常にいいテストができた。ただ、よそのチームの競争力は分からない。今は不安と期待が大きい時期」と話した。今季は、優勝候補のフェルスタッペンとペレスを擁するレッドブルと昨年1勝を挙げたガスリーと日本人7年ぶりのF1ドライバーとなる角田裕毅(20)を擁するアルファタウリの2チーム4台で総合王者を取りに行く。


