4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の最終第6戦が11月12日(金)、13日(土)、有観客の静岡・富士スピードウェイで行われる。10月の第5戦で2年連続2度目の年間王座獲得を決めた山下広一(53、JZX100マーク2)に、今回は今季4勝目の期待がかかる。今年最大の目標を達成した山下が、重圧から解放された走りで有終の美を飾れるか注目される。

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10月9、10日、岡山国際サーキットで行われた第5戦。山下は今季2度目となる単走優勝(予選1位)からの決勝トーナメント制覇を果たした。しかも、2回戦で第3戦優勝の柳杭田貫太、準決勝で第4戦優勝の箕輪慎治を下すと、決勝では第4戦まで総合2位の日比野哲也を退け、「山下時代到来」を強く印象づける2年連続年間チャンピオンの座に就いた。

決勝では圧勝した。山下は先行の1本目、1コーナーに力強く飛び込んで、大きなスモークを巻き上げると、日比野がラインを大きく乱した。そして、追走の2本目にはタイヤ性能を十二分に生かし、相手にビタビタに付けた。

「岡山ではいろんなことがあった」。マシントラブルで最終戦決勝出走断念の19年。優勝で総合首位に立つと、その後の最終戦中止で年間優勝が転がり込んだ20年。そして、大会直前に有観客となった21年。「お客さんの前で良いもの見せられたことは、ものすごくうれしい」と山下はコロナ禍の中で感涙にむせんだ。

そして、迎える最終戦・富士。真の“チャンプ”となった山下が真骨頂を見せる。王者の走りに注目だ。