「アーバンスポーツ」の追い風に乗り、現代版「忍者」たちが本格的な競技として関東に初上陸する。
体操の1競技として五輪入りを目指すパルクールの日本選手権が19日、東京・羽田空港で行われる。
初めて関東で開催されるビッグゲームは、初のテレビ中継も決定。鍛え抜かれた選手たちが、第1回世界選手権(来年3月、広島)のキップをかけ、走り、跳び、舞う。
日本体操協会パルクール委員長で、昨年のFISE(オンライン)で世界王者に輝いたZENは「東京オリンピック(五輪)でアーバンスポーツに対する多くの人の見方が変わった」という。24年パリ五輪での採用は見送られたが、28年のロス五輪に向けて「国内のシーンも、しっかりと準備をしたい」と話した。
同じアーバンスポーツとして、東京五輪でスケートボードやスポーツクライミングの日本選手が活躍。ブレイクダンスも24年パリ大会からの実施が決まっている。国や順位だけにとらわれず、自分たちのカルチャーを守る新しいスポーツ。その魅力が、若年層から幅広い世代に伝わった。
障害物や壁を忍者のように駆け登り、飛び越えていく様子は、これまでCMや舞台などで紹介されてきたが、競技としてテレビ放送されるのは初。午後2時から決勝がBSテレ東で生中継、地上波のテレビ東京でも26日に録画放送される。
「選手それぞれ個性がある。それが演技に表れるところを見てほしい」とZEN。初めて行われる世界選手権、その先の五輪へと、パルクールは羽田空港国際線ロビーから世界に飛び出す。


