昨季の王者にひと泡吹かす。アランマーレ秋田は25、26日、秋田・琴丘総合体育館でトヨタ自動車と対戦する。チームは開幕12連敗。だが、4、5日ENEOS戦は、いずれも今季初の60点台をマーク。チーム力は着実に向上している。在籍6年目でチーム最年長の河瀬ひとみ(28)が、21年ラストゲームでの1勝に闘志を燃やしている。
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河瀬が苦境のチームを引っ張る。13チームで戦うリーグ戦は2回戦総当たり。その半分の12試合を全敗で終えた。昨季王者との一戦に向け「1人1人の力が強いチーム。体格差でやられないように、ディフェンスでもオフェンスでも攻め続けることが大事になる」と語った。
日本のトップレベルから学んだことを生かす。11月のデンソー戦は、東京オリンピック代表・高田真希(32)、4、5日のENEOS戦は渡嘉敷来夢(30)ら、高さと技術を兼ね備えた選手と対戦。「密着して守備をしても決めきる強さがあった」と痛感した。加えて「ひとつのプレーを抑えても、次のプレーがすぐに来る。だから、その場だけを守ればいいわけではない」と、守備の意識をさらに高め、小嶋裕二三ヘッドコーチの指示を徹底する重要性を再認識した。
試合を重ねるたび、着実に成長している。ENEOS戦はケガやコンディション不良で6人が欠場。ベンチ入りが10人と少ない中、果敢にインサイドへ攻め込んだ。相手を崩し3点シュートを決め、これまで1度もなかった60点台を2度マーク。「いつも後半に点差を離されていたが、継続してアタックできたことが得点につながった」と手応えをつかんだ。
縁のある秋田でプレーして6年目を迎える。11年、金沢総合高(神奈川)3年だった河瀬は、宮沢夕貴(28=富士通)らと秋田で開催された全国高校総体で優勝。その10年後にアランマーレ秋田の選手としてWリーグに参戦した。「(当時は)東日本大震災の後。スタッフや地域の方のおかげで大会が開催できたと思います。そして、地道に継続すれば結果が出ると思うので、結果を出してバスケットが盛んな秋田に活力を与えたい」。
今季のチーム目標「攻め続ける」を貫き、波乱を起こして新年を迎えるつもりだ。【相沢孔志】


