B2東地区3位の仙台89ERSが同地区4位の越谷アルファーズを73-58で下し、28勝13敗で2位に浮上。15点差の快勝でブースターの“黄援”に応えた。

第1クオーター(Q)、残り6分16秒まで両軍が堅守を発動し0-1のロースコア。第2Q残り35秒まで3点以上差が開かない一進一退の攻防を繰り広げた。残り35秒、ジャスティン・バーレル(33)がフリースローを沈めて、この試合初めての4点差。前半を33-29で折り返した。

第3Q、仙台の3点シュート(3P)が火を噴いた。第3Q残り8分20秒から、片岡大晴(36)が2連続の3Pで39-29と越谷を突き放すと、その後も月野雅人(33)、寒竹隼人(35)が2本ずつ、岡田泰希(22)と神里和(26)が1本ずつと第3Qだけで計8本の3Pを沈めて58-42と16点リード。第4Qも越谷に主導権を渡さず、リードを守り抜いて勝利をつかんだ。

「このまちのために闘う」。東日本大震災11年から5日後の16日午後11時36分頃、福島県沖を震源とした最大震度6強の地震が発生。仙台市では震度5強を観測した。11年前を思い起こさせる地震から3日。仙台はこの日13本の3Pで会場を沸かせ、ブースターを元気づけた。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=35)は「40分間89ERSらしいバスケットができるように、明日も最初からインテンシティ高く臨みたいです」。89ERSらしいバスケットで勇気や希望を届けられるよう、今季を最後まで全力で闘い抜く。【濱本神威】