日本バレーボール協会の新会長に就任した元五輪代表の川合俊一氏(59)が、団体の立て直しへ強い決意を見せた。
22日オンライン会見に臨み、前会長の解職にまで発展した診断書偽造問題で「バレー協会の信頼は地に落ちた」と険しい表情を浮かべながら語った。「1度落ちた信頼はなかなか回復することができない。力を合わせて一致団結させる役割が私にある。トップがいなくても自ら判断し、行動できる集団にしたい」と話した。
この日の臨時理事会で新会長に選ばれた川合氏は、ビーチバレーの診断書偽造を巡る問題で今年1月に解職となった前会長の嶋岡健治氏の後任となる。任期は来年6月まで。現在務めている日本ビーチバレーボール連盟の会長職は退く意向だ。
会見冒頭で川合新会長は「本来なら笑顔で会見をしたいのですが、事が事なので…」。前代未聞の不祥事により会長が不在となった事態について「ミスは誰にでもある。ミスが上まであがってきたのに、公表しなかったのが大問題だと思います。ミスをカバーしあい、みんなで助け合える組織にしたい」と話した。
この段階での会長就任は「火中の栗を3つも4つも拾うようなもの」。その意図について「前任者から引き継ぎがない。何をやっていいのか分からない」と率直な思いを述べながらも、最も大事な事は「日本のバレーが強くなること」。インドア、ビーチと両種目に明るい新会長は自らの知名度も生かしながら現場に足を運び、協会の信頼回復と競技の人気向上に務める。【平山連】


