女子ライト級で札幌工の山崎亜姫(1年)が3-2の判定で小林渚沙(白鴎大足利2年)を下し、決勝進出を決めた。22日の1回戦に続く接戦での勝利。「初戦ではあまりきれいなワンツーとかを打てなかったけど、今回は自分のボクシングができたかな」とうなずいた。

同高唯一の女子部員。本来はフェザー級だが、今大会は同階級がないため、1つ上のライト級にエントリーした。練習では男子相手に5~10ラウンドほどのスパーリングを行うなど、大会へ向け鍛えてきた。「男子の中でもしっかり(パンチを)当てるという練習をしていたので発揮できたと思う」と手応えをつかんだ。

名前は亜姫と書いて「あき」と読む。母亜沙美さん(38)の1文字を取り、姫はたくましく強い女性になってほしいという願いが込められ命名された。この日会場で見守った母の前で勝利し、全国優勝に王手をかけた。高校初タイトルをかけ25日の決勝は熊本・開新の国府紗鈴依(2年)とぶつかる。「力がある選手。しっかりストレートを当てて、先手必勝で勝ちたい」と意気込んだ。【山崎純一】

▼札幌工の男子2選手は準決勝で涙をのんだ。ライトウエルター級で桐越舜(1年)が1-4で判定負け。ウエルター級では昨年の選抜準優勝の荻野照平(2年)が昨年全国高校総体で勝利している弘前工の浜田に2-3で敗れた。「接近戦でくっついてしまった時の短い距離を強化したい。苦手なところをつぶさないと上に行くのは厳しい」と涙をぬぐった。