女子決勝は富士見が三島南を3-1の逆転で破り、10連覇を達成。県総体に続いて今季県2冠(県新人戦は中止)に輝いた。出場権を得た全日本選手権(春高バレー)は、来年1月4日に東京で開幕する。

富士見が重圧をはねのけ偉業を達成した。2-1で迎えた第4セットで25点目が決まると、コート後方に歓喜の輪ができた。甲斐健悟監督(39)は「ほっとしました。しんどい試合でしたが、選手は最後まで崩れることなく、粘りを見せて頑張ってくれた。いい表情でバレーをやっていた」とたたえた。

第1セットを先取され、今大会で初めてセットを失った。OH小池ゆうき主将(3年)は「最初は焦ったけど、全員で声を出し合って、切り替えできた。チームとして成長できたと思う」と振り返った。総体に続く2冠達成に「弱い弱いと言われ続けた年代での主将。たくさん不安もあったけど、優勝できて本当にうれしい」と喜んだ。

U-18日本代表のOH渡辺実羽香(みうか、2年)がエースの存在感を示した。アタックで21点を挙げ、第4セットの大事な場面では3連続を含む5本のサービスエースを決めた。「苦しい試合の中で、決め切れてよかった」と声が弾んだ。最終セットでは、右足がつって、一時コートを離れるも「最後はコートで決めたい」と足を引きずりながらコートへ戻った。9月には右足首を捻挫し1カ月間、戦列を離れたエースは「今まで迷惑かけた分、プレーで感謝の気持ちを伝えたかった」と力を込めた。

全日本選手権(春高バレー)は3年連続で初戦敗退。指揮官は「喜ぶのは今日まで。明日から鍛えてしっかり準備していきたい」と気を引き締めた。【山口昌久】